白ワインのチーズケーキ
大学のゼミ(刑事学!)の同級生A子さんから久しぶりにメールが届きました。私の2作目「おやつ新報へ、ようこそ。」で紹介した「白ワインのチーズケーキ」を作ってくれたそうです。私の100倍、まじめで明晰だった彼女らしい筆致でつづられていました。「卵を入れて鍋で煮るという、私の苦手な玉子酒を連想させるレシピゆえ、今まで躊躇していたのですが、飲み残しの白ワイン活用のため思い切って作ってみました。すると....これは私史上、最高のチーズケーキではありませんか!」「初回は普通のフランスの白ワインでしたが、今日は激しく賛否の分かれるイタリアワインで作ってみました。ちなみに、このワイン、夫は<苦くてワインと思えない>と一口飲んだだけで拒否。レビューには<クサヤの干物のにおいがする><燻製臭がする>などという意見も書き込まれているクセモノ。しかし、ケーキにするとまさしく天上の味!!!」「乳脂肪と砂糖の甘みの後にかすかに残る苦みと酸味の余韻がたまりません。クリームチーズと卵と白ワインというのは、よほど相性のいい組み合わせなのか、どんなワインでもおいしくできますね」。
レシピではクランブルをのせるのですが、彼女は大阪名物の「銀装」の切り落としカステラを台にしているそうです。「作って数時間、冷やしていただくのもおいしいですが、一日おくと、カステラがクリームの水分を吸って、クリームはねっちりと濃くなり、また別のおいしさです」。なるほどー。私も久しぶりに、飲みかけのインドワインで作ってみよう。うれしいメールが年の瀬には多くてうれしいです。私も筆まめ子になろう。
- 作者: 多田千香子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/09/17
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