多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

「ペンで、心を動かす」Pen&Co.株式会社:https://pen-and.co.jp

緑のテラスで夕食を

 「ユリの庭」いう意味のオーベルジュ「ラ・クール・デ・リス(La cour des Lys」で夕食です。白いパラソル、緑いっぱいの広い庭は、やさしい光を浴びて私たちに微笑みかけてくれているよう。黒服のギャルソンにエスコートされて席へ。少しドレスアップした淑女たちでテーブルは華やぎました。(私は着たきりスズメ・・すみませんでした)
 コースは3品で26ユーロ(4500円)か36ユーロ(6200円)。雰囲気や質を考えたらパリではありえない安さです。こんな田舎に(←失礼)何気なく洗練された店があることに、フランス食文化の底力を感じます。まずは皆さんにご説明。「前菜は家禽類のテリーヌにタマネギの佃煮(コンフィの意訳)、メーンは鮭のムスリンヌ、あームスリンヌって何か、やわらかいのでしょうねぇ。そしてホウレンソウの泉、甲羅のバターソース・・」と意訳・直訳・仏語が入り混じります。ナンジャソリャ?だったかも。いやぁ、通訳できる人、尊敬します。
 大阪のMさんいわく「お庭でのお食事、映画の中にいるみたい。紫色の食前酒と絵画のように美しいお皿たち。すべてうっとり」。本当に。幸せな夜でした。写真は私の前菜・フォアグラのコンプレッセ(テリーヌ)、アーティチョークとショウガの佃煮、ペルージュのパン添え。ふー長っ。