チョコの首飾り

　料理学校の台湾人同級生クリオが研修をしていた縁で、よく行っていたのがアサス通りのチョコレート店「ジャン＝シャルル・ロシュー」です。シェフ・ロシューはとてもやさしくいい人で、クリオのアパートのトラブルの相談にも乗ってくれていまた。当時は知る人ぞ知る・・といった感じのこじんまりとした店でしたが、あっというまに有名に。パリで最も期待されるチョコレート職人に選ばれたと思ったら、土曜限定で売り出すフレッシュな果物入り（バナナ、木イチゴ・・）タブレットやバーボンmaker's markと組んでのチョコレート、葉巻味を手がけたり・・・。勢いに乗っている感じです。フランス語の「船尾に風がある（avoir le vent en poupe）」との表現がぴったりかも。細工物も充実。窓を飾っていたチョコレートの首飾りも素敵でした。日本のサロン・デュ・ショコラにも出店しはじめたそう。クロコダイル柄っぽい紙袋も大人っぽい。地下鉄でぶら提げていたら「あなたのその袋、素敵ね。どこのショコラティエ？」といきなり訊かれたこともありました。
　Jean=Charles Rochoux　16,rue d'Assas ６区　日休