巣鴨・伊勢屋のアンドーナツ
巣鴨の地蔵通り商店街入り口にある和菓子「伊勢屋」は京都でいうところの「おまんや」さんでしょうか。名物の塩大福、みたらしだんご、お赤飯などが並んでいて、いつもにぎわっています。「おまんや」と違うなぁ、と思うのは、のり巻き(しそ巻きとか)があることと、豆餅がおでんのコンニャクのような三角形をしていること、「アンドーナツ」があること。ショーケース下部の片隅、使い込まれたお餅用の木箱にひっそり?アンドーナツが並んでいます。いったいなぜ。気になって買ってみました。130円。
コーヒーを片手にパクリ。おいしいのです、これが。ドーナツ生地はホロホロしていて、ホットケーキミックスで作ったような素朴さです。砂糖がたっぷりまぶされていて、生地とあんの比率は2:8ぐらいではないでしょうか。あんこの存在感が圧倒的で、しみじみ思いました。言いたいこと、よーく分かった。アンドーナツが言いたいこと、それはだれが何と言おうと「あん」なんだよなぁ。おやつも人生も、言いたいことが明確でないと、おいしくない。ちなみに店頭にはばっちり「こしあん」と書いてありました。こしあんか粒あんかは日本人にしか分からぬと思われる重要問題ですが、しっかり明記されていました。
そんなことを思いながら、ホロホロ崩れたのも拾ってあっというまに食べてしまいました。東京スイミングセンター帰りは「伊勢屋」か、サンドイッチの「オリーブ」か、いつもどちらに寄ろうか悩むのでした。
きょうは「オリーブ」へ。ミルフィーユカツサンド230円。受け取った包みがほのあたたかい!ラッキー、舞い上がりました。またしても自分最速ダッシュで帰って食べてしまいました。だれかタイム、計ってくれんかなー。
オリーブ 東京都豊島区巣鴨2-7-10 (西友の北、自転車駐輪場の隣)
月休
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