カンボジアぶっかけ麺

　友人お勧めのカンボジア料理の店「ル・カンボデュ（Le Cambodge）」。サンマルタン運河を歩いて開店１０分前に着いたのですが、もう３組ほど並んでいました。暮れかけた午後８時、ドアが開くと同時に満席。「おかあさん」と呼びたくなるようなアジア系老婦人が客を迎え入れます。注文は紙に書いて、店員に渡すしくみ。なんかカラオケバーみたいで懐かしい。bobunというのは、うどんで言えば「ぶっかけ」みたい。極細ビーフンにハーブ、モヤシなどなど野菜類と、細切れ牛肉が乗っかっています。揚げ春巻きが加わると、bobunスペシャル８ユーロ（１１００円）。麺をハシで引っ張り揚げて、甘酸っぱいタレをよくからめていただきまーす。どうだ、ハシの持ち方はこの店で一番正しいぞ、と密かに胸を張ったりして。フランス語は多分、一番ヘタだけどね！「スープ・プノンペン」とメニューにあったので、どんなだろ、と思って頼みました。７．５ユーロ（１０００円）。bobunがぶっかけなら、プノンペンは「かけ」麺です。具は豚そぼろとエビです。別皿のモヤシをスープの底に沈めてから、レンゲでスープをひとすくい。干しエビだしが効いていて、病み上がりの身に沁みました。とっても辛そうなカレーにもそそられました。いつも混んでいるようで、予約不可の店です。
　Le Cambodge 10,Av Richerand １０区　12-14:30,20-23:30,日休