中級コース最後の実習

　あっという間に中級コースも１９回目、最後の実習です。中級はムースやチョコレートが多かったのですが、締めくくりはパン４種類。細長いバゲット、食パンのようなパンドゥミに、細長いライ麦パン、まぁるいのは全粒粉で作るパンコンプレです。「実習時間２時間半で完全なパン作るのは不可能だから」と担当のシェフ。そのせいか、いつも１人ずつ出来上がりを採点するのですが、今日はしませんでした。確かにイマイチな出来上がり。でもやっぱり、焼きたてはおいしい。シェフいわく、パンをひっくり返し、底を上側にしてパンを伏せて置くのは、フランスではタブーだそう。「ギロチン台に送られる男の人を想像させるから」なんだって。確かにうつむいている人に見えなくもない・・こわ。お茶碗のご飯にお箸を突き立ててはダメ、というのと同じような感じだな。テストを残して最後。「早く早く！まだ終わらないの」と急き立てられるいつもと違い、みんなで写真を撮りあうなど、ホッとする和やかな実習でした。