多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

「ペンで、心を動かす」Pen&Co.株式会社:https://pen-and.co.jp

パリのビストロ60軒のレシピ

 パリ左岸の本屋ジベール・ジュンヌ(Gibert jeune)では、新刊に交じって古本も売られています。パリの60のビストロのレシピを紹介した「ビストロノミーク(Bistronomiques)」は9月に発売になった新刊なのに、もう「古本(オカスィオン=occasion)」の黄色いテープが張られた1冊を発見。でも全く新品同様です。定価35ユーロを24.5ユーロ(3700円)で買えました。ラッキー。
  タイトルの「ビストロノミーク(Bistronomiques)」は美食を指す「ガストロノミーク(gastronomiques)」をもじった造語。星つきレストランの威を借りず、親しみやすいビストロを志すシェフや店を紹介する、と前書きにありました。筆者はコンサルタント会社のマネジャー。その姿勢に一票。
 電話帳のように重い400ページ1.6キロに、60軒のビストロと60人のシェフの紹介、各店ごと前菜・メーン・デザートの3品、計180品の作り方が載っています。店のある区ごとに編集されているのも、住民からすると調べやすい。いいレイアウトだな。写真はなく、ポップなイラストだけなのも新鮮です。行ったことのある店も6軒ほど。家から歩いて2分のビストロ「ル・トロケ(Le troquet)」のデザートは「バニラ風味チョコレートクリーム、アニス味のマドレーヌ添え」が紹介されていました。どんなだろう。