多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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台北でピーナッツ豆花食べ比べ

 台湾4日目、台南から台北へ。午前9時49分発の新幹線(高速鐵道)に乗りました。高鐵の駅は台北駅を除き、どこも中心部から車で30分ほど離れていて、空港レベル並みに不便です。せっかく速いのに。
 車窓は岐阜羽島といわれたら信じそうな景色が続きます。よく見るとサトウキビ畑だったりするのですが。台北まで104分でした。行きの快適さに味をしめてグリーン車ビジネスクラス)に。行きとは違って無料サービスのおやつはチョコチップクッキーでした。これが分厚いのに思いのほか軽くてサクサク、おいしいな。チョロとキーホルダーをお土産に買いました。
 「まだお腹パンパンに食べてないなー」。姉が言いました。確かに。く、苦しい…もう動けない…という旅行者食べをしていないな、私としたことが。旅行から帰って体重計の上で、ぼう然と立ち尽くし暴食を後悔することなくして、何が旅でしょうか。って無理に食べることもないのですが。
 というわけで向かったのが永康街にある上海料理「高記」です。私は4年ぶり、姉とユウ&リョウも3年ぶりの訪問です。ここの名物・アツアツの鉄鍋で出される焼き肉まん(上海鐵鍋生煎包)が食べたかったのです。10個入り180NTドル(510円)。ちなみに小龍包も10個180NTドルでした。やっぱり台南の店の7個70NTドル(200円)ってお値打ちだったな。
 ニンニクチップ(甥っ子たちはふりかけと呼んでいた)が山ほど乗ったエビのから揚げも絶品でした。やっぱりデザートがないと終われんなー。姉と言いつつ頼んだのが「黒糖蜜豆花」55NTドル(190円)です。定番の豆腐のデザートですが、黒みつとゆでピーナッツ、黒すりごまの組み合わせが新鮮でおいしい。姉から奪ってバクバク食べてしまいました。丁稚ケイも気に入った模様、れんげでつるつる食べておりました。
 いったんホテルに戻りました。テレビをつけると地震のニュースを流し続けていました。台湾南部でM5.9の地震があったようで、新幹線ダイヤも乱れている、ということでした。私たちが台南を出て40分後の発生で、もし遅く出ていたら巻き込まれていたかも。ホッとしました。
 夜も踊り食いです。ホテル「三徳大飯店」から歩いて午後5時、寧夏夜市へ。今回はちょっと早すぎて店は開いていませんでした。周囲を歩いていたら「豆花」の看板が。「古早味豆花専賣店」でした。「甘いもの欲」に目覚めた私たち、食べ比べようと突入です。看板メニューのピーナッツ豆花は35NTドル(100円)でした。シロップと豆腐の関係がみそ汁みたいな感じというか、「高記」に比べて「つゆだく」でうれしい。
 姉が頼んだあずきとコンデンスミルクかき氷は70NTドル(200円)でした。「かき氷」という訳が不似合いなほど、氷がふわっふわ。京都の有名店もメじゃないほどの食感でした。6歳児リョウは「犬の毛みたいだねぇ」と表現していましたが本当に。
 さらにもう一軒、近くにある「豆花荘」をハシゴです。こちらもピーナッツ豆花、35NTドル(100円)。私は最初の店のほうが豆腐の味がしっかり濃くて好きかな。
 雨が降ってきたしお腹もいっぱいになってきたし…と夜市は眺めるだけで帰路に。途中、ネギ餅屋台を見つけてアツアツをほおばり、もうお腹がパンパンに。抱っこヒモに抱いたケイといつもにも増して密着しているのが分かりました…。