多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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北京で雲南料理の夜

北京初の夜、雲南料理に連れて行ってもらいました。北京料理といえば…の羊しゃぶしゃぶも提案してくださったのですが、どこかで食べたことあるかも、と。伝統的な家屋建築「四合院」をレストランにした「滇客滇来」です。分かりづらい胡同(フートン)にあるうえ、店の看板さえ出ていません。プライベート・キッチンみたい。壁に番地の「8号」と書いてあるだけです。知らないと絶対に来られないなー。綿入れ布団のれんを腕でどすこい、と押して入ります。中庭もあって広々とした空間が広がっていました。ちょっとエスニックで、いい感じです。前にもランチで来たことがあるというY子さんは「あれ?ここ台所だったような…」と言っていました。どうやら業務拡張、テーブルが増えたようです。
 この店は98元(1300円)と、198元(2600円)のお任せコースのみだそうです。頼まなくてもいいのはラクですがメニューを読む楽しみがないなー。そうこう言っているうちにどんどん皿が運ばれてきました。中華でも定番・ポテトサラダに雲南名物のフクロタケの炒め物に、タイ料理を思わせるエビの酸っぱいスープ…。お皿もかっこいいし、一筆書きでソースが描かれていてヌーベル・シノワーズな感じもあり、おしゃれなのです。色とりどりの甘い煮豆は「日本にもありそうですねぇ〜」「大丸ピーコックの総菜売り場にフツーにありそう」などと言いたい放題。やっぱり同じ文化やなー。
 一番気に入ったのは花ズッキーニ?花きゅうり?の炒め物です。歯ざわりがコリコリシャキッとしていい火通し加減なのです。雲南名物の米麺「米線」もいただきました。やわこいー。コシなどというものとは対極にあり、辛めのスープにあうんだな。私は好きです。
 竹串に刺された川魚の開きのグリルも豪快で楽しめました。子連れ行動っぷりに関しては改革派?な私ですが、舌に関しては穏健保守を自認していて、想定内の冒険しかしません。でもやはり同じ・・・というか派生文化圏に属しているせいか、違和感なく新しい味にもなじみました。
 食後に北京のシャンゼリゼ・王府井を散策しました。ひー、ブランドだらけです。もうすぐFOREVER21もできるんだー。屋台街も妙に整然と並んでありました。イモムシの串刺しには手を出さず。